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こんにちは、Kazukiです。34歳、3歳の娘を持つ大阪の働くパパサウナーです。
グレンフィディック15年をハイボールで飲みました。うますぎました。
このブログではハイボール用のウイスキーを7本飲み比べてきましたが、この1本は、そのどれとも違う理由でうまかったです。
理由は「継ぎ足し」でした。
1998年から一度も空にしていない樽
グレンフィディック15年は「ソレラリザーブ」という名前がついています。このソレラが、この酒の正体です。
作り方はこうです。バーボン樽・ホワイトオーク新樽・シェリー樽の3種類で最低15年熟成させたモルトを用意し、ソレラバット(大桶)で約6ヶ月後熟させる。
そしてこのソレラバットは、1998年から一度も空にされていません。常に半分はウイスキーが残った状態が保たれています。
つまり今飲んでいる1杯には、理屈のうえで1998年からの原酒が少しずつ混ざり続けているということです。
うなぎのタレと同じ考え方だと思いました。継ぎ足して、絶対に空にしない。時間そのものを味に変える仕組みです。
味:レーズンと蜂蜜、そして絹
公式の表現を借りると、香りはレーズンのような熟したフルーツと蜂蜜、味わいは絹のようになめらかとされています。
飲んで、この「絹のよう」という表現が誇張ではないと分かりました。引っかかりがまったくないのに、味は濃い。
そしてシェリー由来の重厚さに、シナモンやしょうがのようなスパイシーさが乗ります。甘い→なめらか→最後にピリッとくる、この順番が気持ちいい。
ハイボールにすると、この「最後のピリッ」が際立ちます。炭酸が甘さを流したあとに、スパイスだけが残る。だから2杯目が欲しくなります。
なぜハイボールで化けたのか
正直に言うと、15年もののシングルモルトを炭酸で割るのは気が引けました。
ただ、飲んでみて考えが変わりました。
ソレラで6ヶ月なじませているぶん、味が一体になっているんです。個性の強い要素が突出していないので、薄めても崩れない。
この構造は響に少し似ています。ただ響が「突出をなくす引き算」だとすれば、グレンフィディックは「時間で角を取る継ぎ足し」です。結果は似ていても、たどり着き方が違います。
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1杯434円:ちょうど空いていた場所
この銘柄がいちばん効くのは、価格の位置づけです。
| 銘柄 | 700ml | 1杯あたり | 位置づけ |
|---|---|---|---|
| 角瓶 | 1,672円 | 約108円 | 毎日の基準 |
| ジェムソン | 2,055円 | 約133円 | 角に飽きた日 |
| バスカー緑 | 2,112円 | 約136円 | 普段飲みの一段上 |
| グレンフィディック12年 | 4,378円 | 約282円 | 週末用 |
| グレンフィディック15年 | 6,735円 | 約434円 | 今回これ |
| カバラン | 9,980円 | 約642円 | 濃厚さが欲しい日 |
| 山崎 | 12,100円 | 約780円 | 味わいたい日 |
| 響 | 13,200円 | 約851円 | 何も考えたくない日 |
今まで136円の次が642円で、その間が丸ごと空いていました。
グレンフィディック15年の434円は、そこにぴったり入ります。
「普段飲みより上、でもご褒美ほど構えない」——この位置の1本が今までありませんでした。週末に飲むならここがいちばん現実的だと思います。
12年という選択肢もあります
グレンフィディックは12年のほうが有名です。楽天のレビュー数も、12年が410件に対して15年は6件でした。
12年は4,378円で1杯282円。15年との差は1杯あたり152円です。
正直、まず試すなら12年でいいと思います。そのうえで「もう少し重さが欲しい」と思ったら15年。ソレラの効果は、12年を知ってから飲むとより分かるはずです。
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世界で一番売れているシングルモルトです
これは知っておくと納得が増えます。
グレンフィディックは「世界で最も売れているシングルモルトブランド」です。
角瓶が日本で一番売れているウイスキーなのと同じ構図で、「一番売れている」ものには、飲み飽きないという共通点があります。
尖った酒は印象に残りますが、毎週は飲めません。グレンフィディック15年は、週末に毎回飲んでも飽きない側の酒でした。
サウナ後に飲むなら
サウナで整ったあとという条件だと、1杯目には少し重いかもしれません。
甘さとシェリーの厚みがあるので、渇いた身体には主張が強いです。
1杯目はビールか角、2杯目にグレンフィディック15年——この順番がいちばん活きると思いました。「最後のピリッ」は、落ち着いてから飲むほうがよく分かります。
この1杯434円という位置には、もう1本並ぶものが出てきました。アラン シェリーカスク(1杯437円)です。ただしアランは55.8度なので、純アルコール1mlあたりで並べ替えると順番が入れ替わります。そちらの記事に計算を書きました。
まとめ
グレンフィディック15年のハイボールは、うますぎました。
1998年から空にしていないソレラバットで6ヶ月なじませる——この「継ぎ足し」が、炭酸で割っても崩れない一体感を作っています。
1杯434円。普段飲みの136円とご褒美の642円のあいだ、今まで空いていた場所にちょうど入る1本でした。
8本ぜんぶの比較はサウナ後のハイボールに合うウイスキーに、普段飲みの基準は角ハイボールにまとめています。
なお2026年10月の酒税改正では、ウイスキーは対象外で据え置きです。瓶で買う人に影響はありません。
※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。また、サウナ直後は脱水状態になっているため、飲酒の前に必ず水分補給をしてください。
※価格は執筆時点のものです。最新の情報は各ページでご確認ください。

