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こんにちは、Kazukiです。34歳、3歳の娘を持つ大阪の働くパパサウナーです。
山崎と響を、同じ日にハイボールで飲み比べました。
どちらもサントリーの高級ラインで、値段もほぼ同じ。「どっちを買えばいいのか」で迷う人は多いと思います。私も迷いました。
結論から書きます。選ぶ基準は味の好みではありません。「その日、味わいたいかどうか」です。
先に結論:こう選べば間違いません
・じっくり味わいたい → 山崎
・何も考えず飲みたい → 響
山崎は「うまい」と考えながら飲む酒です。ミズナラの甘さやワイン樽の香りを探しながら飲む時間が楽しい。
響は気づいたら減っている酒です。引っかかりがないので、考えずに飲めてしまう。
価格差は1杯あたり70円しかありません。コスパで選ぶ意味はほぼないので、その日の気分で選んでいいと思います。
スペック比較
| 山崎 | 響 JAPANESE HARMONY | |
|---|---|---|
| 種類 | シングルモルト | ブレンデッド |
| 原酒 | 山崎蒸溜所のみ | 3つの蒸溜所 |
| 作りの思想 | 足し算(樽の個性を重ねる) | 引き算(突出をなくす) |
| 香り | ミズナラ樽の蜂蜜+ワイン樽のイチゴ | 華やかに広がる |
| 口当たり | 甘さとフルーティーが両立 | 引っかかりがない |
| アルコール | 43度 | 43度 |
| 700ml | 12,100円 | 13,200円 |
| 1杯あたり | 約780円 | 約851円 |
| 向いている日 | 味わいたい日 | 何も考えたくない日 |
いちばん大きな違いは「シングルモルトか、ブレンデッドか」です。ここを押さえると、味の違いも納得できます。
山崎:ひとつの蒸溜所を突き詰めた「足し算」
山崎はシングルモルトです。山崎蒸溜所の原酒だけで造られます。
特徴は樽の使い分けにあります。
・ミズナラ樽 → 蜂蜜のような甘さと、なめらかな口当たり
・ワイン樽 → イチゴやさくらんぼのようなフルーティーな香り
甘さは口当たりから、香りは果実から来ています。別々の要素なので重ならず、両方が立ちます。これが「足し算」だと感じた理由です。
ハイボールにすると香りが前に出ます
山崎は「ソーダで割っても香味が崩れない」ようにブレンドされているとされています。
実際、炭酸を入れるとワイン樽由来のフルーティーな香りがむしろ前に出てきます。ストレートだと甘さとアルコールの厚みに隠れていた部分が、薄まることで表に出る。
「割ると減る」のではなく「割ると変わる」。ハイボールにする前提で買っていい高級ウイスキーです。
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単体のレビューは山崎のハイボールの記事に書きました。
響:複数を調和させた「引き算」
響はブレンデッドです。サントリーが持つ3つの蒸溜所の原酒を組み合わせ、後熟に約6ヶ月かけて味をなじませます。
飲んで最初に思ったのは「角が立っていない」ということでした。
香りは確かに華やかなのに、刺さってきません。カバランのような強烈なフルーティーさもないし、白州のような突き抜けた清涼感もない。そのかわり、どこにも引っかかりがない。
調和というのは、突き詰めると引き算なんだと思いました。何かを目立たせるのではなく、目立ちすぎるものを削っていく。
北新地のバーが響を選ぶ理由
飲んでみて腑に落ちたことがあります。
北新地の伝統的なハイボールは、氷を入れません。ウィルキンソンのタンサンを使い、薄まらないように作ります。つまりウイスキーの味がそのまま出る作り方です。
クセのある銘柄だと、クセがそのまま増幅されます。だから響なんだと思いました。引っかかりがないので、濃く出ても飲みにくくならない。
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単体のレビューは響のハイボールの記事に書きました。
ボトルの見た目で選ぶなら響です
これは実用的な話です。贈り物にするなら響を勧めます。
響のボトルは24節気を表した24面カットで、ラベルは生成りの越前和紙に墨文字。棚に置いてあるだけで空気が変わります。
味だけでなく、置いてある時間まで含めて値段になっている——そう考えると13,200円の見え方が変わります。
自分用なら山崎、贈るなら響。これも一つの選び方です。
サウナ後に飲むならどっち?
サウナで整ったあとという条件を付けると、私は響を選びます。
理由は整ったあとの頭で、味を分析したくないからです。
せっかく思考が緩んでいるところに、「ミズナラの甘さが」「ワイン樽の香りが」と考え始めるのはもったいない。響は何も考えなくても気持ちいいので、この場面に合っています。
ただし飲みすぎに注意です。引っかかりがないぶん、サウナ後の脱水した身体には効きすぎます。水を先に飲んでください。
どちらも高いと感じる人へ
正直、1杯800円台は毎日の値段ではありません。
間を埋める1本があります。グレンフィディック15年で、6,735円・1杯434円。山崎と響のほぼ半額です。
3種類の樽で15年熟成させたモルトを、1998年から一度も空にしていない大桶で6ヶ月なじませるという作り。響と同じく「炭酸で割っても崩れない一体感」があります。
響の飲み口が好きだけど13,200円は出せない、という人にはここが正解だと思います。
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白州という第三の選択肢
同じサントリーの高級ラインには白州もあります。13,500円で1杯約870円。
白州は清涼感が別格で、3本の中では「サウナ後」という場面にいちばん合っています。
ただし数量限定の缶があるので、まずそちらで試せます。350mlで店頭なら希望小売825円。13,500円のボトルを買う前に、825円で白州を確かめられるわけです。
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白州缶の話はこちらの記事に書きました。
まとめ:70円の差で迷う必要はありません
山崎と響の価格差は、1杯あたり70円です。コスパで選ぶ意味はありません。
・味わいたい日は山崎(足し算・シングルモルト)
・何も考えたくない日は響(引き算・ブレンデッド)
・贈るなら響(24面カットのボトル)
・半額で近い体験がしたいならグレンフィディック15年(1杯434円)
そして両方飲むのがいちばんおすすめです。同じ日に飲み比べると、ジャパニーズウイスキーの作り方が2通りあることがはっきり分かります。
9本ぜんぶの比較はサウナ後のハイボールに合うウイスキーに、普段飲みの基準は角ハイボール(1杯108円)にまとめています。
なお2026年10月の酒税改正ではウイスキーは対象外で据え置きです。瓶で買う人に影響はありません。
※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。また、サウナ直後は脱水状態になっているため、飲酒の前に必ず水分補給をしてください。
※価格は執筆時点のものです。流通状況により変動します。最新の情報は各ページでご確認ください。
もっと安い国産クラフトもありました。イチローズモルト ホワイトラベルは1杯248円です。
イチローズモルト ホワイトラベルはいくら?楽天29件の相場と、ハイボール1杯248円の計算

